タコ社長はつらいよ

東京新聞の夕刊に、倍賞千恵子が「この道」という自伝エッセイを連載しているんだが、お酒に絡んでこんな話があった。(4月23日付) 若いころですが「男はつらいよ」の打ち上げの後、夫役の前田吟さんに誘われ、「タコ社長」役の太宰久雄さんと3人で横浜の…

石原災害レベル7

東京新聞が定期的に掲載している石原知事の会見ファイルより。まずは4月15日発言分。 夏の節電に関して政府が政令らしきものを出した。しかし、例えば地下鉄(の使用電力)がピーク時に36万キロワットなのに比べて(東京電力管内の)パチンコは84万キロワッ…

アイム、チョーノ お前らつぶすぞ!

4月22日付東京新聞より。 蝶野正洋さん「震災悪用詐欺はたたきつぶすぞ」非行防止ポスター 警視庁が感謝状 警視庁生活安全部は21日、春の非行防止ポスターのキャラクターとなったプロレスラーの蝶野正洋さんに感謝状を贈った。 サングラスに黒いジャケット姿…

40歳以上を信用するな

4月18日付東京新聞投稿欄より。 都知事選で世代間格差主婦 関口真弓・29歳(埼玉県朝霞市) 東京都知事選で、石原慎太郎氏が四選を果たした。しかし出口調査の結果を年代別に分けてみると、若い世代ほど石原氏への投票が少なく、二十代や三十代では東国原英…

ふたつの双葉町

4月18日付東京新聞より。 「埼玉」とすれ違う思い 福島県内避難の双葉町民 「少しでも故郷の近くに」「みんなこっちに来い」 福島第一原発の事故で、町民約7000人のうち約1400人が役場ごと埼玉県に移転した福島県双葉町。一方、故郷に近い福島県内にとどまる…

娘が語る渡辺啓助

4月16日の推理作家協会・土曜サロンのゲストは、渡辺啓助の娘で画家・ギャラリストの渡辺東さん。いろいろと伺った中から、個人的に特に印象に残った話を覚書として残しておく。 渡辺啓助はたいへん遊び好きだった。弟の温とともに「瀕死の白鳥」を踊ったり…

神様が語るプロ野球と災害(その3)

白球の記憶 災害復興とプロ野球 杉下茂さんに聞く 下 東西対抗戦開催(1945年) 終戦直後 鈴なりの人 私は1925(大正14)年に東京・神田で生まれた。関東大震災はその2年前のことで体験はしていないが、24年に始まった選抜高校野球は、震災復興の願いを込め…

神様が語るプロ野球と災害(その2)

白球の記憶 災害復興とプロ野球 杉下茂さんに聞く 中 中日球場大火災(1951年) 被災者「野球頑張れ」 私は伊勢湾台風の他にも災害に遭った。これは人災だ。1951年8月19日中日球場(現ナゴヤ球場)で行われた中日―巨人戦の最中に起きた大火災は、プロ野球史…

神様が語るプロ野球と災害(その1)

3月28日〜29日にかけて東京新聞に掲載された、プロ野球と災害についての“フォークボールの神様”杉下茂の回顧談。 白球の記憶 災害復興とプロ野球 杉下茂さんに聞く 東日本大震災発生から2週間あまりが過ぎた。多くのスポーツイベントが中止となる中、選抜高…

ホテルという名のホテル

イラストの方にはしっかり残っているにもかかわらず、白を塗りたくって消された名前が、訳あり感を醸し出してます。

亀の進軍、甲羅は割れて

4月6日付東京新聞投稿欄より。 異変の前兆あるのかも 自営業 芹沢由美・49歳(静岡県沼津市)3月29日付解説面「こちら編集委員室」に、地震前日の異様な雲のことが書かれていました。私も、今年に入ってから何度か、「地震雲」といわれるような筋状の雲を目…

三多摩は下駄の雪

東京新聞が都知事選の主要5候補に取った、政策に関するアンケートより多摩・島部の振興について。(4月4日付) 「昨夏の猛暑で、多摩地区の小中学校は23区に比べて教室への冷房整備率が低いことが注目された。こうした『格差』の指摘に対し、多摩や島部の振…

日本の正しい教科書

東京新聞3月31日付「中学校教科書検定 思考力や表現力重視」より、「伝統文化」の盛り込みに苦心する各社のあの手この手。 (略)「伝統と文化の尊重」「公共の精神」などを教育の目標に掲げた改正教育基本法。教科書会社はあの手この手で、教科書に法の理念…

瓦礫も死体も踏み越えて

4月2日付東京新聞投稿欄より。 自衛隊利用 政治主導で パート 中川彰子・58歳(東京都町田市)大震災発生後、十日近くもたった日に、おむすび一つを二人で分けているとか、急に体調が悪くなって亡くなるお年寄りが幾人もいるといったテレビ報道を見て、政治…

飲み屋の達人

3月24日付東京新聞夕刊、マイク・モラスキーの連載コラム「私の東京千鳥足遍歴」より。 居酒屋での会話術 川崎市の溝の口駅西口商店街の立ち飲み屋は、客層が厚いのも魅力。このごろスーツ姿のサラリーマンが目立つが、作業服の労働者も、地元の商店主も、た…

人間とトモダチになった赤鬼

在日米軍、被災高校でがれき撤去 日本各地に駐留する米軍が30日、大津波の被害を受けた宮城県石巻市の県立石巻工業高校で、教員や生徒らと校舎に流れ込んだ泥やがれきの除去作業を行った。被災して実施が4月5日にずれ込んだ入学試験や、入学式などを控え、校…

語り継ぎ言ひ継ぎ行かむ人柱

3月29日付東京新聞投稿欄より。 原発内での作業に敬服 無職 横田章・80歳(茨城県龍ヶ崎市) 福島第一原子力発電所の原子炉と使用済み核燃料棒プール内の燃料棒の除熱のために、厳しい被ばく環境の中で、逃げることなく、職責を担って命がけで作業なさってお…

昔のカンニングはよかった

3月10日付東京新聞投稿欄より。 大学入試不正を考える主婦 山下信子・48歳(千葉県船橋市) 大学入試問題ネット投稿の問題で、不正行為への怒りはあるが、私自身も中学校の中間や期末試験でカンニングを試みたことがあった。 今から30年以上も前なので携帯電…

口パクで歌へ君が代

自民党が、国旗・国歌に何らかの手を加えることは断じて許さない、という気違いじみた法の成立を目指しているが、巷ではこんなしなやかな提案も。 原則を守り自由がある 無職 桜井利光・60歳(埼玉県新座市) 1月29日付一面の東京高裁判決「国旗・国家強制二…

株をやれば世界が分かる

2月25日付東京新聞投稿欄より。 高齢者の株取引無税に マンション管理士・鈴木康太56歳(東京都千代田区) これだけ報道されても、老人を狙った“おれおれ詐欺”“振り込め詐欺”は後を絶たない。でも裏を返せば、現在高齢者はしっかり貯金を持っていて、若者の…

平田昭彦主演『椿三十郎』

今日の昼は西国分寺駅近くの多喜窪通り沿い、府中街道との交差点そばにあるラーメン屋〈熊祥〉で、かなでらーめん(550円)。 蟹ダシということだが、残念ながら俺の舌ではよく分からない。 ただ、ここは適正価格で「普通」に美味い=飽きがこないという貴重…

漫画より超訳だ!

2月5日付東京新聞投稿欄より。 活字に親しむ習慣を 無職 本多正明・77歳(東京都世田谷区)レストランの従業員がツイッター上で有名人が来店したことを書いたために、経営者が謝罪する羽目になったとの新聞記事を読んだ。 これはもう教育以前の常識の問題で…

年寄りと電車と道徳と

2月4日付東京新聞投稿欄より。 車内の女性正視できず 無職 福島弘・70歳(神奈川県茅ヶ崎市) まさに異様な光景でした。土曜日の午前中の電車内です。車内は立っている乗客は一人もおりませんでした。私は何げなく正面の座席に目をやると、何人かの若い女性…

さらばヤマト西崎

『宇宙戦艦ヤマト』への情熱――西崎義展さんを悼む 山本暎一 西崎さんが亡くなった、とファックスで知って、驚いた。 最後に会ったのは、「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」(2009年)を、2人、事務所で見たときである。編集のシロウトっぽさが気になり、「舛田…

「衝突」佐藤正明

今日の東京新聞の政治漫画

子供って賢いのか

近所の小学校前で。 校長先生が外出から帰ってきたところに、ちょうど下校中の生徒が 「こうちょうせんせー、どこいってきたのー?」 「お仕事ー」 「おーそうかー。仕事、いっぱいあるねー」 なんだ、その微妙な上から目線は。 2人の生徒がグリコをやりなが…

「女性ならではの視点」と言い出す奴は信用できない

東京新聞11月26日付夕刊より。 女性目線で名作発掘 大森の映画館 来月一新東京・大森の映画館「キネカ大森」が、三スクリーンのうち一つ(六十九席)を過去の名作の上映専用とし、女性スタッフが運営するという珍しいスタイルで、十二月四日にリニューアルオ…

逆噴射家族

「大根おろし勝手に食べた」父が包丁振り回す「冷蔵庫の中にあった大根おろしを娘が勝手に食べた」と立腹し、長女を包丁で殺害しようとしたとして、兵庫県警網干署は22日、姫路市網干区浜田、無職粟田冨男容疑者(82)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。粟田…

ヤマトを喰う

海軍カレーだったら良かったのに。 さすがイスカンダルのイメージだけあって水っぽいよ、メロンソーダ風味。 ガミラスだったらチーズパンかカレーパンてところだな。 当てに行った大作のはずなのに、『CASSHERN』や『デビルマン』以上の場末感が漂う『ヤマト…

痴漢電車 暴走裁判

これはひどい……。病をおしてまで痴漢した、って言いたいのかよ?しかし、痴漢という行為に対しては理屈抜き、問答無用で嫌悪感を示す女性は多いんだよな(いや、当たり前っちゃ当たり前ですが)。 うちのカミさんも、俺が痴漢容疑者に対する扱いの理不尽さや…