平田昭彦主演『椿三十郎』

今日の昼は西国分寺駅近くの多喜窪通り沿い、府中街道との交差点そばにあるラーメン屋〈熊祥〉で、かなでらーめん(550円)。
蟹ダシということだが、残念ながら俺の舌ではよく分からない。
ただ、ここは適正価格で「普通」に美味い=飽きがこないという貴重な店で、“かなで”も澄んだスープがやっぱり「普通」に美味い。おまけで付いた炊き込みご飯をスープに浸すと、これがまた。
最近ひょんなことから入ってみたんだが、いいところに当たりました。


夜は酒を飲みながら、久々に『椿三十郎』を観る。
忘れていたor初めて気づいたが、平田昭彦様のセリフが映画の幕開けだったか。
若(バカ)侍どもの中でただひとり、状況を冷静に見定め、逸るバカどもを諫めて的確な判断を下す知的な役回りの平田様。姿勢や身のこなしも凛としておられる。さすが陸軍士官学校。黒澤作品唯一の出演だが、陰の主役だといっても過言ではないだろう。
――などと言ってたら妻が嫉妬した。