2013-01-01から1年間の記事一覧

永遠の仔猫たち その3 仁義なき戦い

金玉の中身と引き替えにエリザベスカラーをつけられて帰ってきたふくさん、とにかくありとあらゆる動きがままならず、少々どころか大いにおむずかりのご様子。考えなしに走り回り、あっちにぶつかりこっちに引っかかりですっかり嫌気がさしたのか玄関の隅に…

永遠の仔猫たち その2 帰って来た男(カラーつき)

10月1日(火)ついにふく去勢の当日。今回も前夜からメシ抜きのふくを連れて病院に。夕方頃にはタマを取られて、念のため1晩泊まるとのこと。 預けて帰ってくるとあんこがおかしい。異様に甘えてまとわりついてくる。生まれて初めて猫1匹、しかも俺とふくが…

最近のラヴクラフトさん

9月27日(金)深夜、歌舞伎町ロフトプラスワンにて菊地秀行氏のトークライヴ。氏が編集した秘蔵のビデオを肴にいろいろ語る趣向で、今回のお題は「最近のラヴクラフトさん」。インディーズの低予算映画や非商業作品を集めたレアもののお蔵出しである。 俺は…

永遠の仔猫たち その1

9月25日(水)うちの兄妹猫も5カ月齢を越えて、そろそろ去勢・避妊を考えなければならなくなってきた。特にふく(兄)は時々あんこ(妹)に背後からのしかかり、首を甘噛みするような動作を……。取り返しのつかないエロゲ的状況が出来する前に、まずは専門医…

三隣亡と小沢仁志と探偵たち

9月22日(日) 初台のZaroffという画廊に。石神茉莉の《玩具館》シリーズ(でいいのか?)の舞台となる店〈三隣亡〉をモティーフにしたギャラリーが開かれているのである。これまで3回行きそびれていたのでようやくだ。 多分、新線新宿駅が出来て以来、初台…

8キロは遠すぎる

9月20日(金)久しぶりに自転車乗り。多摩川沿いに遡って青梅を目指す。 日野・国立あたりから上流はめっきり田舎っぽくなって、山は近いわ木は生い茂るわ「マムシに注意」の看板が至るところに立ってるわで野趣に富んでいる。 羽村の取水堰まではサイクリン…

オレにお菓子を食わせろ! 女はウソつきだ!/中高生の叫び

整理してた古新聞の投書欄より。いずれも2010年11月29日付東京新聞。 校則厳しくつまらない 高校生・18歳(千葉県柏市) 「学校に行きたくない」と僕は時々思う。たしかに、学校に行けば友達と話したり、楽しいところもありますが、校則が厳しく、髪を染めた…

湯本豪一氏に「予言獣アリエのお話」を聞いた

時間ギリギリまで悩んだが、台風の接近が当初言われていたより遅くなるというので思い切って新宿へ。大久保の《カフェアリエ》という、予言獣アリエを店名に冠した奇特な店で湯本豪一氏の講演があったのである。しかも演題は「妖怪研究家 湯本豪一氏に聞く『…

植木等と古沢憲吾

東京新聞夕刊 犬塚弘「この道」(企画・構成 佐藤利明)より。 37 結婚 話を少し戻します。「おとなの漫画」が始まってしばらくは、クレイジーは、車を持てる余裕もありませんでした。ある日、谷啓が最初に車を買ったんです。珍しいんで、みんな「乗せろ、乗…

明日の市川森一は君だ!

NHK放送博物館で行なわれた座談会「脚本家が語る市川森一」にて(東京新聞2月7日付TV欄より http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2013020702000165.html)。市川森一がアジアドラマカンファレンスで日中韓台の脚本家の連携に尽力したこ…

茨城県民の歌

茨城県民の歌(1963) 1 空には筑波 白い雲 野にはみどりをうつす水 この美しい大地にうまれ 明るく生きるよろこびが あすの希望をまねくのだ いばらき いばらき われらの茨城 2 ゆたかなみのり 海の幸 梅のほまれにかおるくに このかぎりない恵みをうけて…

犬塚弘が見た渥美清と三木のり平

東京新聞夕刊に連載中の、犬塚弘「この道」(企画・構成 佐藤利明)より。 28 渥美清 喜劇人との共演といえば、日劇で初めて渥美清さんと同じステージに立ったことは忘れられません。クレイジーとしても初めての日劇だったんで、よく覚えています。ぼくらが…

初七日と黒衣の女

もんじろう初七日。お寺さんで葬式を挙げてもらったので、三途の川を渡れないのも気の毒だと思って、お経の真似事を。ネットで見つけたルビ付きの般若心経を、PC画面で見ながらという罰当たりなやり方なので、効き目があったかどうか……。 群馬の義父のところ…