口パクで歌へ君が代

自民党が、国旗・国歌に何らかの手を加えることは断じて許さない、という気違いじみた法の成立を目指しているが、巷ではこんなしなやかな提案も。

原則を守り自由がある
無職 桜井利光・60歳(埼玉県新座市


1月29日付一面の東京高裁判決「国旗・国家強制二審は『合憲』」を読んだ。
卒業式などで日の丸に向かって起立し、君が代を斉唱することを定めた東京都教育委員会の通達に対して、原告の都立高校の教職員らは「少数者の思想・良心の自由を侵害する」としている。」しかし、「自由」とは、全てにおいてではなく、その社会、組織の原則(誰もが耐えうる決まり)を守った中での「自由」ではないかと思った。
国家を形成するには「決まり」となる原則が必要だ。でなければ規律が守られる国家などありえない。
卒業式は「儀式」だ。起立して歌う。口をパクパクするだけで歌わないのも自由である。
(2月5日付東京新聞投稿欄)

口パクでごまかしても構わない程度の「儀式」や「決まり」なら、別に最初からなくていいんじゃないかと思うんですが。
だいたい、旗や歌がないと国を愛せないなんて野蛮である。