スターリング、エフレム・ジンバリストJr

エフレム・ジンバリストJrは、僕がこの世で3番目に名前をよく「聞いた」俳優。『アメリカ連邦警察 FBI』のオープニングで、毎回「スターリング、エフレム・ジンバリストJr」と読み上げられていたからね(ちなみに1位はヴィク・モローとリック・ジェーソン@『コンバット』)。
黒沢良吹替えの「FBIのアースキン捜査官だ!」という決め台詞(?)も耳に馴染んでいる。
この『FBI』、実録ものだけあって、捜査官の活躍というよりは犯罪者や関係者たちのドラマが主のオムニバス風という印象が強い。オープニングとエンディングで犯人の名と罪名・量刑が読み上げられるなど、ドキュメントタッチのナレーション(エンディングで「××は〜の罪でン年の判決を受け、今も△△刑務所に服役中である」というのが妙にリアル)も含めて、オトナの香りを感じたものだ。
また、プロローグ、ACT1〜4、エピローグという構成もこの番組で知った。
ゲストも'60〜70年代TV的豪華さで、大部屋(?)時代のハリソン・フォードマーク・ハミルを見た時には、当時小学生の僕は興奮したよ。
年齢的に、リアルタイムよりは再放送が主だが、僕にとって海外TVシリーズの面白さを知る教科書的な作品のひとつだった。
その主演だったジンバリストJrが、そもそも21世紀の今日まで生きていたことにまずは驚いたが(失礼)、子供の頃のお馴染み俳優が亡くなるというのは、やはりなんとも寂しいね。