やったね学、明日はホームランだ

美濃輪育久とは別の意味で爆発力のある、野人・中西学。最近はまた鳴かず飛ばずだなあと寂しく思っていたら、久々に大振りでかっ飛ばしてくれました。

中西 新技「一本足野人ハンマー」(3月26日付デイリースポーツ

王ジャパンに捧ぐ。新日本、野人・中西学(39)が25日、“春のG1”ニュージャパンカップ(4月16日・後楽園ホール開幕)に向けて、WBCで日本を劇的な優勝に導いた王貞治監督(65)に触発された新技「1本足野人ハンマー」を開発していることを激白。完成のメドを順当なら準決勝(4月28日・米子コンベンションセンター)で激突するジャイアント・バーナード(31)戦に置くとともに、今世紀初のシングル戴冠を誓った。

列島を感動の渦に巻き込んだWBCの日本優勝。中西も例外ではなく「やっぱり王さんはすごい」と感銘を受けた。

1967年生まれの中西にとって、王監督は「子供のころから偉大な人。すべてのスポーツを超越したものを持っている」という英雄。そんな王監督の快挙に

王さんにちなんで、オレのハンマーを1本足でやってもいい

と思い立った。

現在の野人ハンマーは、両手の指を組み合わせた状態で両腕を相手の胸板に向けてフルスイングする、野球の打撃にも通じる技。ただでさえ抜群な破壊力だが、1本足でスイングすることでその威力を増幅させるという。大木金太郎藤原喜明が頭突きを1本足で放って威力を倍増させている例もあるだけに、理屈に合わない発想ではない

中西は1・4東京ドーム大会で苦杯を喫したバーナードを試し斬りならぬ試し打ちの相手に指名し「鳥取砂丘までぶっ飛ばす」と通告。1本足野人ハンマーを武器に「白黒はっきりつけて優勝したい」と宣言した。

これまで中西が獲得したシングルのタイトルは、95年3月のヤングライオン杯と99年8月のG1クライマックスのみ。IWGPヘビー級は未戴冠で、昨年のニュージャパンカップ(NJC)は準優勝に終わっている。

1月22日で39歳になった中西。30代最後の年、王監督にもらった力で“ビッグ・ワン”になる。

「王さんにちなんで、オレのハンマーを1本足でやってもいい」
「1本足でスイングすることでその威力を増幅させるという。大木金太郎藤原喜明が頭突きを1本足で放って威力を倍増させている例もあるだけに、理屈に合わない発想ではない」

いいぞ学! さすが我が母校の先輩! こんな人をコーチにして大丈夫か、専修大学レスリング部?
ぜひ一度、美濃輪と絡ませてみたいですね。

それにしても、スポーツ報知の記事では

空振り続きのこの7年間を一発で振り払う気持ちで」

――って、身も蓋もないなあ。