宗派別 ハロウィーンに物申す!

11月1日付東京新聞・特報面より。

ハロウィーン狂騒 宗教者どう見る?

近年、全国各地で急速な盛り上がりをみせる「ハロウィーン」。仮装イベントを中心に季節の商戦としても定着した感はあるが、忘れてはならないのは、もともとは欧米の宗教や文化に根ざした祭りである点だ。国内での狂騒ぶりを、宗教者たちほどう見ているのか。(橋本誠)

カトリック中央協議会・広報担当
「私たちの行事ではないので、起源は分かりません。アメリカの風習であることは知っていますが…」

久山宗彦・群馬医療福祉大特任教授(カトリック信徒/宗教学者
「日本で盛り上がっているのは、見よう見まねで、大した意味はない。クリスマスもそうだが、中身がはっきり分からないのに、外国、とくに欧米で盛んになっている祭りで、おもしろそうなら倣って大騒ぎする。非常に残念だ」

金沢キリスト教会・田口昭典牧師(プロテスタント
「今や宗教や信仰というより、商業ベースに乗ったお遊びみたいなもの。子どもたちのお遊びで終わればいいが、悪霊などの方向に入っていくとおかしくなる。宗教的には意味がない。悪霊など人問を不自由にするものを仕立てて、楽しむべきではない」

川西蘭・東北芸術工大教授(浄土真宗本願寺派僧侶/作家)
「今のハロウィ一ンに宗教のにおいはそんなに感じない。秋の収穫祭を祝うイメージと、ホラーがかっているところが、宗教性を抜いたイベントとして浸透したのでは。ファッションとしてみんなが盛り上がる名目でしかない」
「ただ、若者の心をとらえる方策として、仏教にも見習うべき点があるのでは。各寺院や宗派が、釈迦の誕生を祝う四月の花祭りを浸透させようとアピールしているが、宗教性を抜いたファッショナブルなイベントにはなっていない。チベットやインドにあった初期の仏教なら異国情緒があって人気が出るかもしれない。伝統仏教も若い人の発想に任せてあげれば」

やっぱりクリスチャンとは付き合いづらい。
対照的に仏教は適当だなあ。まあ、みうらじゅんに任せとけばいいのでは。
でも、「初期の仏教なら異国情緒があって人気が出るかも」って、オウム……?