ムタかカブキか

5月21日付東京新聞投稿欄より。

6億円強奪自衛策甘い
無職 池田七郎・88歳(東京都大田区


東京都立川市の「日月警備保障立川営業所」で、6億円余りが強奪される、恐るべき事件があった。
警備保障という立派な名称を持ちながら本来の目的を逸脱するとは驚きそのものだ。金額に見合う警備人員とは4、5人が妥当と思うが、宿直は1人しかいなかったという。犯人に対する防衛策はどうなっていたのだろうか。逮捕の実績をほとんど聞かない。
犯人逮捕のためにもっと積極的なダメージを与える方法を考えるべきだ。
例えば、明治時代のこととして聞いた話だが、普段常時持っている袋に入った粉末を眼前で思い切り投げつけるというのはどうか。犯人が驚いたすきに通報すれば、効果が上がると思う。


亡くなった義祖母は若い頃、群馬の山の中に暮らしていて、義祖父が山奥に入って帰らない夜は用心のため、枕元に灰の入った袋を置いて寝たそうな。暴漢が襲ってきたら目つぶしを喰らわすんだって。
うちの妻にも昔、若い娘のたしなみとしてアドバイスしたらしい。デートしてる相手とかが灰持ってたらやだなあ。

――ってその程度の案じゃねえか!
他にもっといろいろあるでしょう、催涙スプレーとか。
しかも、「驚いたすきに通報」ってますます頼りない。